cheri9864のブログ

NEWSへの愛をつらつらしたためる。

もしも君だけのサンタだったら

じんぐるべーるっ!じんぐるべーるっ!すっずっが〜なるぅー!

 

はい。クリスマスが近づいていますが脳みそはEPCOTIA、しぇりです(^^)

 

4月から始めたこのブログ。

前回書いたクリスマス妄想ブログが過去最高の反響をいただきまして、木っ端微塵になった知らせをあちこちからいただきました( ◠‿◠ )ありがとうございます。

 

そんな前回の記事がこちら↓

https://cheril9864.hatenablog.com/entry/2018/11/25/111818

 

我ながらいいもん書けたなぁと自画自賛かますどころか、読み直してはキュンキュンして自らも木っ端微塵になる始末。(自家発電の天才)

 

次はドライブデートでも書こうかしら♡るんるん

なんて思ってたんですが、私の脳内には前回の記事を書いた時に生まれた彼氏サンタのにゅすくん達がいるわけで。

 

これサプライズの裏側なんかもありだな?彼氏目線とかありだな?

なんて思いついちゃったのが今回です(^ω^)

 

 

サプライズの裏側なんて知りたくない!

そこは自分で妄想したい!

って方はそっと戻るボタンしてくださいませ☆

 

それではレッツ、メリークリスマス!(?)

 

 

手越祐也の場合

 

もうすぐクリスマスか。
 
サッカーの取材で来たパリはすっかりクリスマスムードだ。
年末に向けて怒涛のスケジュールで動いているせいか時間の流れがだいぶ早く感じる。
 
今年のクリスマスは運良く仕事が早く終わるので久しぶりに彼女とゆっくりできる予定だ。
 
撮影の合間にカルティエの本店で予約しておいたネックレスを受け取りにいく。
クリスマスプレゼントの用意はバッチリ。


あとはどうやって渡すか。

普通に渡すのはつまらないけど当日までそんなに日もないし…。

 
最近なかなか会えない分、ちょっと特別なことをして彼女を喜ばせてあげたい。


何かいいアイデアはないかとシャンゼリゼ通りを歩いていると大道芸のピエロが何やらショーをしている。


しばらく見ているとピエロはなにも持っていなかった手の中から突然花を一輪出して観客の女の子に渡した。

驚きで目をまん丸にしたあと嬉しそうに微笑む女の子はすごく可愛いかった。
 
そうだ!いいこと思いついた。

「ね、ね、なんかかわいいメモ帳みたいなの買えそうな店ない?」
 
マネージャーに見つけてもらった雑貨店でメモ帳とペンを買う。
プレゼントは童心にかえって宝探しみたいに渡そう。
 
帰りの飛行機でメモ用紙に宝探しの指示を書いていく。


本当は絵でヒントを描きたかったけどマネージャーに止められた。

「それじゃ一生見つかりません。」だって。

ひどくない?いい案だと思ったのに。
 


クリスマス前日。
用意しておいたメモを家のあちこちに隠していく。
洗面所、寝室、エマのおうち…は明日の直前がいいか。
 
隠しながら彼女が探す姿を想像する。
仕掛ける側も楽しいなー。

喜んでくれるかなー。


 
―クリスマス当日―
今日の彼女は普段よりメイクも服も華やかでいつも以上に可愛い。
予約していた店でディナーを済ませ家に帰る。
 
玄関に入りさっそくメモを見つけた彼女は不思議そうな顔でこちらを見る。

 

口元がニヤけるのを止められない。


その顔を見て察してくれたらしく、戸惑いつつもメモの指示通りに家の中を探し始める彼女。
それを横目にこっそりエマのおうちにメモを隠して彼女を見守る。
 
1枚2枚とメモを見つけるうちにだん夢中になる姿がすごく可愛い。
 
いよいよ最後のメモにさしかかったので見つかる前に用意していたネックレスを手の中に隠す。
 
【最後は彼に抱きついて彼の好きなとこ10個言って♡】
 
恥ずかしそうに近づいてくる彼女を優しく抱きしめる。
 
「え~っと、…優しいとこ。」「どんなことにも全力なとこ。」「家族を大事にしてるとこ。」「仕事に誇りをもってるとこ。」「それから…」
 


やばい。

「かっこいいとこ♡」「優しいとこ♡」くらいのテンションでくるかと思ってたから真面目に褒められてめちゃくちゃ恥ずかしい。


めちゃくちゃ嬉しいけど、すげー恥ずかしい。

でもそれ以上にめちゃくちゃ愛おしい。
 
照れを必死に堪えつつ、彼女が真剣に考えている間にそっとネックレスをつける。


10個言い終わったところで彼女の顔をのぞくと頬がほんのり赤くなっている。

そしてネックレスに気付いた彼女は驚きながらも嬉しそうに胸元のネックレスを見つめた。
 


彼女の好きなところなんて10個じゃ全然足りない。
きっとこれからも増えていくばっかりだ。
 
来年も再来年も、ずっと一緒に過ごせますように。メリークリスマス。
 

 


 小山慶一郎の場合


 「小山何見てんの?」
楽屋で雑誌に集中していたらいつのまにかシゲが後ろに立っていた。
 
「うわぁ~!ちょっとシゲおどかさないでよぉ。」
「どれどれ。彼氏と行きたいクリスマスデート10選!」
 
いつのまにか横にいた手越が開いていたページを大声で読み上げる。
 
「うわ。女子!記事のチョイスが女子!」
露骨に嫌そうな顔を浮かべるシゲ。
ちょっと遠い席から無言でニヤニヤ見てくるまっすー。


「うるせーなぁ笑。彼女を喜ばせるなら女子目線の意見は大事でしょ?」
「ででで?何にするの?」
手越がいい暇つぶしを見つけたと言わんばかりの目で見てくる。
 
「ん~。…ちょっと奮発して良いホテルとか予約しちゃおうかな~って。」
 
「なるほどなるほど!高級ホテル!夜景ドーン!からのスウィートルームバーン!でプレゼントをダーン!いっちゃうわけね!オーケーオーケー!ナイスーぅ!


「「手越うるさい。」」


ジングルベール!ジングルベール!すっずがなる~っ!」
「「「手越うるさい。」」」
 
そんなこんなでうるさい手越に背中を押され(?)スウィートルームを予約。
 
家に帰ってあらためて雑誌を広げる。
プレゼントは何にしよう。

どうやって渡そう。
 
『夜景ドーン!からのスウィートルームバーン!でプレゼントをダーン!』
手越の賑やかな声が頭をぐるぐる回る。

あれ?もしかして意外といいヒントだったかも?
 
 
―クリスマス当日―
 
「今日の慶ちゃんなんだか大人。ビシっと決まっててかっこいいね。」
「ありがと。○○も今日の恰好すごく可愛い。他の人に見られるのが嫌なくらい。」
 

お世辞でもなんでもなく、普段とは違った雰囲気の彼女はとても可愛い。
小さい男だって言われるかもしれないけど、その辺の奴に見せたくないって本気で思ってる。
 
ホテルに着き、少し緊張した面持ちの彼女をロビーに待たせてチェックインをする。


「ご予約の小山様ですね。お待ちしておりました。」
「すみません、電話でお願いしていた件なんですけれども…」
 
 
チェックインを済ませ部屋に入ると大きな窓いっぱいの夜景が飛び込んできた。

雑誌で見たものよりもずっと立派な夜景だ。


「わ…綺麗…。」
 
彼女はそのまま窓の際まで行き夜景に見とれる。
そして俺はその嬉しそうな後ろ姿に見とれた。
 
少し休んでいるうちに予約の時間になったのでレストランへ向かう。
 
「やべ、部屋に忘れ物してきた。ごめん取ってくるからここで待ってて。」
レストランホールへ着いたタイミングで彼女に疑われないよう部屋へ戻る。
 
部屋に行くとホテルの人に預けておいた花束とプレゼントが届いていた。
さ、ここからスピード勝負だ。


キングサイズの真っ白なベッドに花束とは別で用意してもらったバラの花びらで文字を作っていく。
 
M…e…r…r…

あれ?スペル合ってる?文字デカすぎ?花びら足りる?


不安で何度もベッドから離れて文字を見直す。時間はないけどできるだけ綺麗にしたい。
 
なんとか形になったので花束とプレゼントの包みをセットして急いでレストランホールへ戻る。
 
豪華なディナーを楽しみ、ラウンジのバーで軽く飲んでいよいよ部屋へ帰る。


部屋に着く直前でまた忘れ物をしたと言い彼女に先に部屋へ入ってもらい、タイミングを見計らってあとから部屋に入った。
 
よほど驚いたのかベッドの前で固まる彼女をそっと後ろから抱きしめる。
顔を覗き込むと目がほんのりウルウルしているように見えた。
 
「…慶ちゃん、ありがとう。こんなロマンチックなサプライズ…なんだか夢みたい。」
彼女が幸せそうに微笑む。
 
良かった。

サプライズは成功したみたいだ。

 

彼女の嬉しそうな顔が俺にとっては1番のプレゼントだ。

この笑顔がずっとずっと俺だけのものでありますように。メリークリスマス。

 

 

 

増田貴久の場合

 

「わっ、素敵なお店。」
「ほんとだ。ミシュラン2つ星だって。絶対おいしいじゃん。」


彼女は目をキラキラさせながらテレビのグルメ特集を見ている。
 
職業柄、彼女をあまり色んなところへ連れて行ってあげることができない。

食事は信用のできる店か今日みたいに家で食べることがほとんどだ。
 


「たまにはこーゆーとこ行ってみる?」
「えっ、いーよー。こんなお洒落なとこ何着てばいいかわかんないもん。」
 
彼女はいつだって不満もわがままも言わない。だからこそ大切にしてあげたいと思う。
 
 


「今回のテーマはクリスマスです。よろしくお願いしまーす。」
まだ秋になったばかりの数日後、クリスマス企画の撮影が舞い込んできた。
 
「早っ。もうクリスマスか。」
「増田さん、クリスマスプレゼントとかどうするんですか?彼女さんの。」
「まだ全然考えてないわー。」
「ですよねぇ。俺もまだ全然ですよ。まぁまだ先ですしね。」
 
10年以上付き合いのあるスタイリストさんとそんな話で盛り上がる。
クリスマスプレゼントか。何にしよう。
 
その時ふと先日の彼女との会話がよぎった。
『こんなお洒落なとこ何着てばいいかわかんないもん。』
 
 
「…あのさ、個人的に服作ってもらえそうなパタンナーさんとか知り合いにいない?」
 
 


―クリスマス当日―

彼女が作ってくれた鮮やかな料理がテーブルに並ぶ。


「「いただきまーす。」」

料理はどれも美味しくて、用意していたシャンパンのボトルはあっという間に空いてしまった。
 
夕飯を食べ終え、クリスマスケーキの準備をする。

ふと時計を見ると21時をまわっていた。もうそろそろ着くはずだ。
 
 
2か月かけて作ったこの世で1着しかない彼女へのプレゼント。


彼女の肌、髪、体型、表情…彼女の魅力を最大限に引き出す、俺にしか作れないデザイン。
ミシュランの星がつくようなお店にも着ていけるような1着。
 


ピンポーン。
ケーキを食べているとインターホンが鳴った。待ちわびていた配送業者だ。
電話が来たふりをして彼女に受け取ってもらうようお願いする。
 
しばらくして戸惑った様子の彼女が大きな箱を持ってリビングへ戻ってきた。

「荷物なんだった?」「開けていいの?」「自分宛てでしょ?どうぞ笑」


ソワソワと包みを開けていく彼女。
 
「え!かわいい…。」
彼女はそれだけ呟いたが驚きのあまり他に言葉が出ないようだ。
 
「着てみて。」
 

そう促すと彼女はいそいそと隣の部屋へ移動した。


しばらくして着替え終わった彼女が恥ずかしそうに部屋から出てくる。
 


着ている姿を何度も頭に浮かべて作ってデザインしたはずだった。
だけど目の前の彼女は想像していた何倍も可愛い。

 

照れながらも嬉しそうに鏡の前に立つ彼女を見たら愛しさが込み上げ、思わず抱き上げる。


この服で連れて行きたい店はもう決めてある。
それはあとでのサプライズにしよう。

今はとにかく彼女に触れたい。

 

この服が作れるのは俺の特権。

この服を脱がせるのも俺だけの特権。

 

夜は長くなりそうだ。メリークリスマス。
 

 

加藤シゲアキの場合


「はい、カット―っ!!OKです。一旦休憩しましょう。」
 
12月も半ばに入り怒涛すぎた1年がもうすぐ終わる。
今日も朝の生番組を終えてから寒空の下、山奥でドラマの撮影だ。
 
《そっちの気温はどう?体調だけは崩さないように、頑張ってね。》
《山の中入ると氷点下だよ。超さみぃ。明日は少し早く帰れそうだから久しぶりに家でご飯でも食べない?》
《氷点下!きついね~がんばれ~。あ、そうなんだ!会えるの嬉しいな。じゃあ仕事終わったらシゲ君家に行くね。》
 
フラれても文句言えないくらい多忙な俺に愛想を尽かすことなく支えてくれている彼女。
今年は特に時間を作ってあげられていないし、クリスマス前後も仕事で一緒に過ごせそうにない。
クリスマスは会えない分、プレゼントくらいはちゃんとしたい。
 
あげたいものはもう決まっている。彼女の好きなメーカーの指輪。デザインも決めている。


ただサイズが分からない。本人に聞くわけにもいかないし。


何かいい方法はないかとネットで検索してみると『彼女にバレずに指輪のサイズを調べる方法』という記事が出てきた。
 
・寝ている彼女の指に糸を巻いてお店に持っていく
 
なるほど。これならすぐ実践できそうだ。糸か…あ、釣り糸があるじゃん。これにしよう。
 
翌日、仕事を終えて彼女の待つ家に帰宅する。
「あ、シゲくん。おかえり。」

「ただいま。」
「鍋の準備できてるよ。シゲくんがレシピ教えてくれた塩レモン鍋!」
 
結婚願望なんて今まで全くなかったし、これからもないと思ってた。
でも彼女といると結婚したらこんな感じなのかなと自然に想像することができる。
 
夕食を一緒に食べ、久しぶりの夜を過ごし、ベットの中で彼女がウトウトしたところでベッドから抜け出す。
「ん…シゲくんまだ寝ないの?」
「うん。ちょっとだけ原稿進めちゃう。先に寝てて。」
 
1時間ほど仕事をして彼女の眠るベッドへ向かう。

眠る彼女の薬指にそっと糸を巻き、ばれないようにゆっくりと結ぶ。
結び目を作って指から外す作業はミッション・イン・ポッシブルばりのスリルだ。
 
 
数日後、なんとかゲットした糸を持って目当ての店へ向かう。
ばれないように変装はばっちり。
 
しかし店内に入るも、サプライズ感バレバレのこの行動が恥ずかしくて店員に声をかけられない。
ウダウダしながら店内を3周ほど周ったところでついに店員さんに話しかけられてしまった。


「何かお探しですか?」
「あ、いや…あの…これで指輪のサイズってわかりますか?」

はずい。恥ずかしすぎる。
 
事情を察した店員さんはカウンターから道具を持ってきて手際よく測ってくれた。
「9号ですね。デザインはお決まりですか?」
 


―クリスマスイヴ―
早く終わるよう願っていた撮影は無情にも長引き、結局深夜までかかってしまった。
 
寝ている彼女を起こさないようにそっと帰宅し、書斎へ向かう。
机の上にはプレゼントの包みが置かれている。
 
『遅くまでお疲れ様。お仕事頑張ってるシゲ君が好きだよ。メリークリスマス。』
 
彼女の優しさに心が温まる。早く彼女の顔が見たい。


寝室へ行き起こさないように慎重に、ゆっくりと指輪をはめる。

糸を巻く時より何倍もの緊張感。
心配していたサイズは問題なく、指輪は左手の薬指におさまった。
 
無事任務を終えたので寝ようと思ったが緊張感でアドレナリンが出たのか全く眠くない。せっかくだから原稿進めるか。


だいぶ書き進めたとこで2時間ほど仮眠して朝方に目を覚ます。

眠気覚ましのコーヒーを淹れていると寝室からトタトタと足音が聞こえてきた。
 
「さ、サンタさん来た!」
 
少し寝ぐせのついたまま小走りで来た彼女があまりにも可愛くてにやついてしまう。
我ながら演出の臭さに恥ずかしくてたまらないからできるだけ平静を装いたいのに。
 
そんなこともつゆ知らず胸に飛び込んでくる彼女。

抱きしめかえすと愛おしさが溢れだす。
 

こんなことするなんて俺は彼女のことがよっぽど好きらしい。


左手の薬指。意味のある特別な場所。
彼女にならどう捉えられてもいい。

これからも一緒にいられますように。メリークリスマス。
 
 

 

 

 

 

ぷはぁ〜!たまらん。

こんなサンタどこにいるのかしら( ◜௰◝ ) 

 

しかしあれだ!彼氏目線て難しい!

何度も文章微調整したんですけどね。

にゅす恋みたいに写真付きでお送りしたい_:(´ཀ`」 ∠):

でもでも、なんとかクリスマス前に形にできてよかったです( ◜௰◝ )

 

皆さまにも素敵なクリスマスが訪れますように☆

本日もご静聴ありがとうございました\(^o^)/